デジタルカメラを使っていると「絞り」や「F値」をよく目にすると思います。いまいち言葉の響きだけではイメージしづらいかと思います。
今回は絞りとはなにか、そして絞りを変えたらどうなるのかを見ていきましょう。
絞りとは取り込む光を調節する開口部(絞り羽根)のことであり、光の入口を狭めることで入ってくる光の一部を遮り光量を抑えることができます。 また、逆に光の入口を広げることで光量を増やすことができます。
絞りを示す値はF4というように「F○○」と表記され、絞りを開くことを絞り値を小さくする、絞りを絞ることを絞り値を大きくするといいます。 絞り値を小さくすると光量は増え、絞り値を大きくすると光量は減ります。
では、さっそく絞りを変えてみましょう。絞りの値を変えて光の量が変わることで何が起きるかというと、被写界深度(ピントの合う深さ)を変えることができます。
ピントが合っているように見える被写体の距離範囲のことをいいます。
被写体からみて奥から手前まで焦点が合っている範囲が広い状態を被写界深度が深い(広い)といい、焦点が合っている範囲が狭い状態を被写界深度が浅い(狭い)といいます。
被写界深度が浅くなるとピントを合わせた被写体の背景がぼやけて、被写界深度が深くなると背景がくっきりと写ります。
背景をぼかしたいときは被写界深度を浅くして、背景までくっきりと撮りたいときは被写界深度を深くしましょう。
一言でまとめますと、
絞りを開く → 被写界深度は浅くなる → 背景がぼやける
絞りを絞る → 被写界深度は深くなる → 背景がくっきりとなる
となります。
ただし、絞りを絞るとシャッタースピードが遅くなるので手ブレには注意しましょう。
絞りを開いた写真
絞りを絞った写真
デジカメで起こりやすく、絞りを絞るほどコントラストが下がり写真の鮮明さが失われてぼやける現象です。
そのため、絞りを絞りすぎると回折現象が起きる原因になるので、こちらも注意が必要です。
光は本来まっすぐに進みますが、狭いところを通過すると障害物の後ろに回り込むような不自然な動きになってしまいます。
カメラでは絞り羽根の裏側に回り込むような 動きになり、フィルムに届く光量が減るので解像度がさがってしまいます。
この現象は、絞りを絞れば絞るほど光の通路が狭くなるので起こりやすくなります
カメラによって違いはありますが、デジカメでは一般的に絞り値がF8より大きくなると徐々に写真がぼやけていくようです。
絞り値 F5.6
絞り値 F32
いかがでしたでしょうか?
絞りを理解し使いこなせるようになると、写真の質が一気に上がり、ますます写真を撮るのが楽しくなっていきます。
この機会にぜひカメラを持って外に出てみてください!
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