結婚式の主役が花嫁さんであることは、言うまでもありません。とはいえ親族や会社へのお披露目を兼ねていることの多いイベントだけに、ゲストが楽しめない披露宴はいただけません。そこで老若男女、あらゆるゲストが楽しめる演出を集めてみました。
披露宴に出席するゲストは、新郎新婦にとって大事な人ばかり。ところが出席者にしっかりお礼を言える機会は、あんがい少ないもの。そこで出席してくれたことと、これまでに素敵な時間を共有できた感謝を込めて、席札の裏などに手書きでメッセージをしたためてはいかがでしょう。
着席してから式が始まるまでの時間は、やや手持ちぶさたなもの。旧友が集うテーブルなどでは昔話に花が咲いて盛り上がることもありますが、席によっては、何となくすることがないケースも。新郎新婦からのメッセージは、ゲストと新郎新婦が過ごした日々を思い出す貴重な時間となるでしょう。派手ではありませんが、ゲストの気持ちを始まる前につかめる演出です。
ただし、手書きのメッセージを添えるのは意外に時間がかかるもの。結婚式直前の慌ただしい時期に用意するのではなく、ゲストそれぞれを思い出しながら書ける時期から準備を始めましょう。
結婚式場選びの口コミサイト「みんなのウェディング」が、結婚式に参列したゲストにアンケート調査した結果、楽しみにしている披露宴の演出の第1位は40%を獲得した「新郎新婦のプロフィール紹介(ビデオなど)」でした。
いまや披露宴の定番となり、新郎新婦の子ども時代の写真や結婚にいたるエピソードが盛り込まれることもあって、人気の高いプロフィール紹介ビデオ。ただし基本は写真を曲とともに流すだけなので単調になりがちです。特に自分たちで作ろうとする場合、ゲストを飽きさせない演出が大切になります。
1枚の写真であっても、曲に合わせて新郎や新婦に寄ったり、引いたりするだけで映像に動きがつきます。学生時代の集合写真でも、全体を映してから寄っていき当人のアップになるだけでも意外なほど盛り上がります。
新郎新婦の写真はシチュエーションがわかってこそ楽しめるもの。だからこそ文字テロップが重要になります。長すぎず微笑ましくなるような説明文は、ビデオを一層盛り上げてくれます。また、文字テロップを手書き風のものにすれば、新郎新婦からのメッセージのように見えるので親近感も増します。
同じ風景の中で、新郎新婦だけが動いている写真を連続で挿入すれば、簡単なコマドリ映像になります。動きを滑らかに見せようしなくてもOK。むしろ動きを大きくし、動きの特徴的な部分だけをつなげてコミカルな映像にしましょう。アクセントになります。
お色直しからの再入場予告をビデオの最後に入れておけば、映像から実物にスムーズにつながります。「曲が余ったから入場しちゃう?」などのテロップを流し、ビデオの曲を流しながら入場するなど、ちょっとコミカルな演出も可能です。
写真だけだとやや味気ないと感じたら、友人に新郎新婦との思い出などを語ってもらいましょう。ただ、話が長すぎるのはNG。コンパクトな感想を数人つなげると、やや趣向の変わった紹介ビデオになります。
視聴率を取りたいときは子どもと動物を映せ、というテレビ業界の「掟」を知っていますか? 実際にどれだけ数字が取れるのか定かではありませんが、動物の映像は耳目を惹きつけるのは事実。ペットを飼っていたなら、かわいい写真をセレクトしてゲストに紹介しましょう。
大規模な披露宴でなければ、新郎・新婦がゲストを一人ひとり紹介する演出も面白いでしょう。自分がどれだけゲストを大切に思っているのかを、小さなエピソードとともに紹介できれば、紹介されたゲストも嬉しいもの。新たな門出をきっかけにゲストとの絆を深められたなら、披露宴は大成功といえるでしょう。
普段はなかなか口にできない感謝の言葉を、何となく口にできるのも披露宴の特徴の1つ。たまには自分の気持ちに素直になってみませんか。
せっかく披露宴に出席できたけれど、高砂に行くタイミングを失ってしまった。そんなケースも少なくありません。特に友人もなく一人で参加しているケースでは、大勢の人が入れ替わり訪れる高砂に近づきにくいものです。しかしせっかく新郎新婦が目の前にいるのだから話したいと思うのは当たり前。キャンドルサービス以外にも、各テーブルを回る時間を取り、一人ひとりと話す時間を確保してみてはいかがでしょうか。
晩さん会など公的なパーティーでは、ホスト・ホステスが「パーティーに招いた全員とあいさつを交わす」のが1つのルールとなっています。披露宴の場合は、新郎新婦が主役でありホスト・ホステスであるという難しい役回りです。それでもホスト・ホステスの役回りを担うことでゲストからの評価が高まる可能性は高いでしょう。
また新婦のファッションの細かなところを見られるので嬉しいといった評価もあるようです。凝ったネイルなど女性同士で盛り上がれるポイントを、友人に見てもらえるのは新婦さんにとっても嬉しいことでしょう。
披露宴が終わると、友人などから続々と送られてくるのが写真データです。プロが撮影した写真とは違い、「決めポーズ」ではない素の新郎新婦とゲストが写っているのが特徴でしょう。すべてをデータで保管しておいても、改めて見る機会は少ないもの。そこでベストな写真を選んでフォトブックを作りませんか。しまうまプリントなら1冊198円というリーズナブルな価格でフォトブックを作製できます。
「幸せな時も、困難な時も」も一緒に居ると誓った思い出を、PCのデータのまま眠らせておくのは寂しくありませんか?