一眼レフカメラを使いこなそう!~初心者でもできる簡単なテクニックでワンランク上の写真を撮る~
機能性のあるカメラで春の写真を美しく撮ろう!
春は入学式やお花見等の行事が増え、カメラで撮影する機会も多くなっていく季節です。 せっかく思い出に残る写真を撮るなら、一眼レフカメラで撮影してみませんか。 一眼レフカメラを知らない方や名前を聞いただけで難しそうと思っている方でも、この記事を読めばきっと一眼レフカメラで写真を撮りたくなります!
デジタル一眼、ミラーレス一眼の特徴
一眼レフカメラと聞くと難しそうと思われがちですが、仕組みを知れば誰でも簡単に扱うことができます! 一眼レフカメラとデジタルカメラ、スマートフォンのカメラを簡単に比較してみました。
一眼レフカメラ | デジタルカメラ | スマートフォン | |
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画像 | ![]() | ![]() | ![]() |
画素数 | 約1,800〜5,060万 画素 | 約1,000〜2,020万 画素 | 約800〜2,300万 画素 |
レンズ直径 | 平均50〜60mm | 平均15mm前後 | 約6mm |
レンズ交換 | ○ | × | × |
画素数を見ていただくとお分かりいただける通り、スマートフォンより一眼レフカメラの方が高くなっています。その為、画像の解像度も上がり微細な描写ができます。 レンズ直径については大きいほどカメラの撮影素子に光をより多く吸収するため、明暗がはっきりしたバランスのとれた画像になります。
レンズ交換が可能な一眼レフ
また、一眼レフカメラの場合レンズ交換ができるのでレンズによって、表現の幅を広げることが可能です。 光の表現を変化させたり、山頂などの遠い所にある場所は望遠レンズを使用して撮影したり、雑貨や昆虫などを接写する際には、マクロレンズやパンケーキと呼ばれるレンズを使用したり、撮影面積を大きくしたい場合には魚眼レンズを使用したりします。
望遠レンズ

マクロレンズ

パンケーキレンズ

魚眼レンズ

ミラーレスって? 一眼レフの種類と選び方
さらに、一眼レフカメラと言っても、デジタル一眼レフカメラとミラーレス一眼カメラの2種類に分かれています。決定的な違いはファインダーと呼ばれる個所の違いになっています。 一眼レフカメラでは撮影する範囲を確認するためにファインダーと呼ばれる目で覗く場所があります。そして、ファインダーの機能を手助けしているのがミラーになっており、ミラーレス一眼カメラではこのミラーがありません。つまり、ミラーレス一眼のほとんどはファインダーのない機種が多いのです(代わりに電子ビューファインダーや液晶ディスプレイを通じて映像を確認します)。 デジタル一眼レフやミラーレス一眼は種類によってカメラ本体の重さや大きさ、使用できるレンズ数も異なるため自分のライフスタイルに合ったカメラをおすすめします。 また、カメラによっては、外見は他と変わらない一眼レフですが、撮影する幅が広がる機能を持った一眼レフカメラがあります。 それが、画面が回転可能なバリアングルとチルトアングル液晶搭載のカメラです。 バリアングル液晶とは液晶画面の角度を自由に変えたり回転させたりすることができるようになっています。 チルトアングルは液晶画面を上下左右に回転することはできませんが上下に液晶画面が可動できる機能です。 バリアングルやチルトアングル液晶が搭載されているカメラを購入する際は液晶の回転場所が機種により違うので自分の使用用途にあった機種をおすすめします。
バリアングル液晶搭載カメラ
最大の特徴は画面が自由に回転することで液晶面を裏側にすることができ、傷を防ぐこともできます。-4色程度のベースカラーを選び、それらを基調とした写真やデザイン要素を配置しましょう。

チルトアングル液晶搭載カメラ
最大の特徴は画面が上下に移動することで画面とレンズ面を同時に向けて自分撮りも可能なことです。

一眼レフカメラはここで役に立つ
一眼レフカメラが力を発揮する場面をご紹介いたします。 機動力が魅力のスマホやコンデジとは一味違った楽しみ方があります。
入学式
入学式は保護者や来客者が多いためお子さんが見えづらいことがあります。 そんな時、バリアングル液晶が大活躍! 液晶を下向きに回転してカメラだけ子供に向けると、障害物がなく綺麗にお子さんが撮影できます。 さらに望遠レンズがあると後ろ側でもお子さんを大きく映し出して撮影できます。
お花見や行楽場所
お花見の場合、友人や会社の上司や同僚の方と桜と撮影する時はチルトアングル液晶が大活躍! 液晶を180度回転してレンズと液晶を同時に向けると自撮りモードに変わります。 スマホと比べて画素数が高いため顔の形や桜の木等がはっきりわかります。
夜景
公園等では夜にライトアップしたりする場所もありますが、目で見たらとても美しいなあと思ってもスマホやカメラで撮ると目で見た風景と違うと思ったことはありませんか。 そんな時、一眼レフカメラがあると目で見たものにより近い写真が撮影できます。 夜景の場合、カメラの光を受け入れるための「絞り」と呼ばれる機能と、シャッターを切る時間をコントロールする「シャッター速度」とよばれる機能があります。両方の機能を操作することで綺麗な夜景を撮ることができるほか、光を増やしたり減らしたりすることができる「ISO」と呼ばれる補助機能もあります。