年賀状で使える挨拶文の文例73選!相手別や話題別に使える文例を紹介

公開日:2019年12月5日
更新日:2023年12月19日

年賀状の挨拶文は、送る相手によって書き方を変えるのが適切です。友人やビジネス関係など送る相手はさまざまなため、書き方に困るケースもあるでしょう。そこで今回は、困った時にすぐに使える文例をご紹介します。

一部の文例はしまうま年賀状のメッセージ入力時に定型文の項目からご利用できます。文例と併せて年賀状の正しい書き方も確認しましょう。

2020年(令和2年)年賀状の文例集

相手を問わず使える一般的な挨拶文例集

旧年中は大変お世話になりありがとうございました
本年もどうぞよろしくお願い申し上げます

輝かしい新年をお迎えのこととお慶び申し上げます
本年もどうぞよろしくお願いいたします

あけましておめでとうございます
本年もどうぞよろしくお願い申し上げます

皆様のご多幸を心よりお祈り申し上げます
本年もよろしくお願いいたします

夢や願いが叶う一年になりますよう
益々のご活躍を心からお祈り申し上げます

明るく楽しい一年でありますようお祈りしております
本年もどうぞよろしくお願い申し上げます

明るくやわらかな「まあるい心」で一年を過ごしたいですね
今年もたくさんのいいことがありますように

ビジネス関係の方への年賀状

年賀状には大きく分けてビジネス関係の相手への年賀状と、親戚や家族、友人などプライベートの年賀状があります。プライベートの場合はメッセージも比較的自由ですが、ビジネス関係の方への年賀状の場合は言葉遣いなどに気をつけて挨拶文を選びましょう。

ビジネス関係の方への挨拶文例集

ビジネス関係の相手へ年賀状を送る場合は、失礼のないようにと書き方に悩んでしまうことがあるかもしれません。そこで自分から見た相手の立場別に、文例をご紹介します。併せて異動や転職など、報告を兼ねた文例もご参考にしてください。

上司や先輩への文例

旧年中はご指導ご鞭撻を賜りありがとうございました
本年はさらに仕事に邁進いたします
本年もご指導のほどお願い申し上げます

いつも丁寧にご指導いただきありがとうございます
今年は目標を明確に定め積極的に努力してまいります
これからもご指導ご鞭撻をお願い申し上げます

旧年中は親身なご指導ご鞭撻をいただき誠にありがとうございました
本年も全力を尽くして精進する所存でございます
今後ともご指導ご鞭撻のほどお願いいたします

謹んで新春のお慶びを申し上げます
日頃の親身なご指導に深く感謝申し上げます
さらなる飛躍の一年になるよう精一杯がんばります

取引先への文例

ますますご発展のこととお慶び申し上げます
旧年中は格別のお引き立てを賜り御礼申し上げます
本年が貴社にとって幸多き年となりますようお祈りいたします

旧年中は格別のご厚情を賜り御礼を申し上げます
本年もご期待に応えるべく精進してまいる所存です
より一層のご愛顧のほどよろしくお願いいたします

旧年中はひとかたならぬご高配を賜り 誠にありがとうございました
貴社のさらなるご繁栄を心からお祈り申し上げます

顧客への文例

旧年中は弊社商品およびサービスをご愛顧いただきありがとうございました
より良いサービスを提供できるよう社員一同精進してまいります
本年も一層のお引き立てのほどよろしくお願いいたします

毎々格別なお引き立てを賜り厚く御礼申し上げます
皆様のご期待に応えるべく本年も精進してまいります
本年も変わらぬご愛顧を賜りますようよろしくお願い申し上げます

旧年中はひとかたならぬご愛顧を賜り誠にありがとうございました
本年もサービスに磨きをかけ皆様のお役に立てるよう努める所存です
皆様のご健康とご多幸をお祈りいたします

旧年中は格別のお引き立てを賜り厚く御礼申し上げます
より良いサービスを提供できるよう社員一同精進してまいります
本年も相変わりませずご愛顧の程お願い申し上げます

同僚への文例

昨年は公私ともどもお世話になりました
今年も一緒に仕事ができることを心より楽しみにしています
本年もどうぞよろしくお願いします

あけましておめでとうございます
昨年はプロジェクトへの尽力ありがとうございました
またお互い切磋琢磨していきましょう
本年もどうぞよろしくお願いいたします

昨年は大変お世話になりましてありがとうございました
おかげさまで目標を達成することができました
今年も心機一転ともに頑張っていきましょう

部下や後輩への文例

素晴らしい部下と仕事ができることに感謝しています
今年も目標を達成できるようにともに頑張りましょう

昨年はプロジェクトへの尽力ありがとうございました
くれぐれも体調に気をつけて
今年もさらなる飛躍を願っています

○○さんの一生懸命な取り組みにいつも感心しています
体を大切にしながら今年も戦力として貢献されることを期待しています

ビジネスに関する報告を兼ねた文例

ビジネス関係の方への年賀状では、異動や退職の報告を兼ねた挨拶文を添えるケースもあると思います。

場面に応じた適切な挨拶文を選ぶことも大切ですが、基本的な年賀状のマナーも忘れないようにしましょう。

ビジネスに関する報告を年賀状でするのはNG?

異動や退職の報告は、基本的には対面でするのがマナーとされています。しかし、年末にかけて忙しくなる人も多いのではないでしょうか。

お互いに忙しくて異動や退職の報告ができない場合は、年賀状に一言手書きのメッセージを添えるようにしましょう。

特に退職の場合は年賀状を送る相手と接点がなくなるため、年賀状を送る必要がないと思う人もいるかもしれませんが、これまでの感謝を伝える意味でも年賀状を書くと良いでしょう。

異動の報告を兼ねた文例

旧年中に賜りましたご愛顧に厚く御礼申し上げます
私事ではありますが○○に異動となりました
今後とも変わらぬお引き立てを賜りますようお願い申し上げます

昨年中はご指導をいただきありがとうございました
新年度より○○での勤務になります
気持ちを新たに取り組んでまいる所存です
今後ともご指導ご鞭撻のほどお願い申し上げます

転職の報告を兼ねた文例

旧年中は多大なるお力添えをいただきありがとうございました
私事ですが昨年○○社を退職し○○社に転職いたしました
これまで同様ご厚情にあずかりますよう心よりお願い申し上げます

昨年中は大変お世話になりました
本年○月より○○社で勤務する運びとなりました
今後とも変わらぬお付き合いをどうぞよろしくお願い申し上げます

退職の報告を兼ねた文例

旧年中は大変お世話になりありがとうございました
このたび○○社を退職することとなりました
在職中は長きに渡りご指導いただき大変ありがとうございました
皆様にとっては幸の多い一年でありますよう心よりお祈りいたします

平素より格別のお引き立てを賜り厚く御礼申し上げます
このたび○月○日をもって退職させていただくことになりました
略儀ではございますが書中をもちましてご報告させていただきます
皆様にとっては幸多き年でありますようお祈り申し上げます

定年退職の報告を兼ねた文例

昨年中は大変お世話になり心より御礼申し上げます
私事ですが昨年定年退職いたしました
これまで職務を全うできたのも皆様のおかげと感謝いたしております
貴社の益々のご発展をお祈り申し上げます

旧年中はお心遣いを賜り厚く御礼申し上げます
○月をもちまして定年退職をいたしました
長きにわたりご支援をいただき感謝いたしております
今後も変わらぬお付き合いをお願い申し上げます

プライベートの方への年賀状

プライベートなお付き合いの方への年賀状では、より自由に挨拶文を選ぶことができます。日頃の感謝の気持ちを伝えたり、近況報告を添えたり、送る相手によってメッセージをアレンジするとより思いが伝わるでしょう。

プライベートの方への挨拶文例集

年賀状は新年のお祝いに加え、相手との親交を深める大切なツールです。疎遠になっている方への近況報告や、親しい方への日頃のお礼などを伝えましょう。ここでは親戚、先輩、友人、恩師や仲人の方への文例をご紹介いたします。

家族や親戚への文例

いつも温かいお心遣いに感謝しております
皆様お変わりなく元気でお過ごしでしょうか
笑顔あふれる一年となりますようお祈り申し上げます

家族一同朗らかに新年を迎えております
すっかりご無沙汰しておりますが皆様お元気でしょうか
お会いできるのを心より楽しみにしております

旧年中は何かとお世話になりました
今年こそは家族揃ってお伺いしたいです
寒さ厳しき折くれぐれもご自愛ください

先輩への文例

昨年は温かいご指導誠にありがとうございました
プライベートでもお世話になり重ねてお礼申し上げます
本年もご期待に応えるべく精進する所存です
ご指導ご鞭撻のほどよろしくお願い申し上げます

旧年は多岐にわたりご指導いただき感謝申し上げます
昨年の経験をいかし目標を達成してまいります
今年もよろしくお願いいたします

後輩への文例

昨年の○○さんの活躍には目を見張るものがありました
今年も期待しております
ともに成長してまいりましょう

旧年はサポートしてくれてとても感謝しています
今年も力を合わせて頑張りましょう
○○さんにとって充実した一年になりますように

いつも○○さんの前向きな姿勢に感服しています
今年も多くのことにチャレンジしてください
素晴らしい一年になりますように

友人への文例

旧年中は楽しい時間をともに過ごしてくださりありがとうございました
今年は一緒に○○に行くのが楽しみです
お互いに心豊かな一年になりますように

いつも○○さんの気遣いに感謝しています
今年は私も○○にチャレンジしたいので連れて行ってください
○○さんにとって充実した一年になりますように

元気に過ごしていますか?
今年はゆっくりお会いしたいです
新しい一年 ともにがんばりましょう

恩師や仲人への文例

幸多き新春をお迎えのことと存じます
今年から社会人生活が始まります 充実した一年を送れるよう励んでまいります
○○先生のご多幸をお祈り申し上げます

ご壮健のこととお慶び申し上げます
○○先生に教えていただいたことを糧に本年も精一杯努力してまります
寒さ厳しき折 どうぞご自愛のうえお過ごしください

私共の結婚の際には大変お世話になりました
未熟者の二人ではありますが力を合わせて幸せな家庭を築いてまいります
今後もよろしくお願いいたします

プライベートの報告を兼ねた挨拶文例集

結婚や転居などを機に新生活を始めた、またはこれから始めるという方は、年賀状で報告をするのもひとつの手段です。ここでは結婚、出産、転居の報告を兼ねた文例をご紹介いたします。

結婚報告を兼ねた文例

昨年○月○日に入籍いたしました
力を合わせて幸せな家庭を築いてまいります
今後も末長いお付き合いをお願いいたします

私たちは昨年結婚し新しい人生を歩み始めました
お互いに思いやりを忘れず明るい家庭にしてまいります
希望に満ちた一年となりますようお祈り申し上げます

昨年私たちは結婚いたしました
ふたり手をとり合い温かい家庭を築いていく所存です
本年も変わらぬお付き合いをよろしくお願い申し上げます

出産報告を兼ねた文例

家族が増え賑やかな新年を迎えております
お近くにお越しの際はぜひお立ち寄りください
心穏やかな一年になりますようお祈り申し上げます

昨年新しい家族が増えました
お近くにお越しの際はぜひ顔を見にいらしてください
お目にかかれる日を楽しみにしております

昨年待望の長男が誕生しました
家族皆で笑顔で過ごしてまいります
親子共々よろしくお願いします

転居・引越し報告を兼ねた文例

昨年○月に○○県へ引越しいたしました
○○が有名な土地です
ご案内いたしますのでぜひお立ち寄りください

○月に新居が完成し転居する予定です
ささやかな住まいですが
ぜひ遊びにいらしてください

○○に転居し再出発する運びとなりました
新しい環境で決意を新たに励んでまいります
近くにお越しの際にはぜひお立ち寄りください

話題別 カジュアルな文例集

ここからは話題別にカジュアルな文例を紹介していきます。自分の近況報告や共通の話題、日ごろの感謝の気持ちなど、比較的取り上げやすい話題ですので、ぜひ参考にしてみてください。

近況報告に関する文例

近況報告は年賀状の添え書きとして定番の内容です。結婚や出産、転居の報告だけでなく、子どもの成長や自身の趣味など、自分が今どんな風に過ごしているかを簡単に書くと良いでしょう。

昨年は大変お世話になりありがとうございました
娘もついに中学生になりました
子どもの成長は早いものですね
今後も親子ともども どうぞよろしくお願いします

ご無沙汰してますが元気にされてますでしょうか
私は最近健康のためにマラソンを始めました
寒い日が続きますがどうぞお体にお気をつけて

あけましておめでとうございます
昨年初孫が誕生しおばあちゃんになりました
賑やかなお正月を迎えております

共通の話題に関する文例

友人や同僚へは、仕事や趣味など共通の話題もおすすめです。旧年中に一緒に取り組んだ思い出話や、新しい年にともに取り組みたいことなどを書くと良いでしょう。次に会う約束に繋がるかもしれません。

ついつい盛り上がってしまいがちな話題ですので、長くなりすぎないよう、簡単にまとめましょう。

あけましておめでとうございます
昨年は一緒に食事に行けて楽しかったです
今年もぜひお会いできることを楽しみにしています

旧年中は大変お世話になりました
趣味の音楽はまだ続けていらっしゃいますか
ぜひ今度一緒に演奏できればと思います

いつもありがとうございます
○○さんと一緒に働くことができて幸せです
今年もともにプロジェクトの成功を目指し 頑張っていきましょう

今年の目標に関する文例

仕事や趣味、資格取得などで達成したい目標がある場合は、年賀状に一言添えると良いでしょう。誰かに宣言することで、気も引き締まり、目標達成に繋がるかもしれません。上司や恩師など目上の人への年賀状にもおすすめの内容です。

あけましておめでとうございます
最近資格試験の勉強を始めました
今年一発合格できるよう 日々頑張っております

昨年は大変お世話になりました
趣味で始めたマラソンですが 今年はフルマラソン完走が目標です

旧年中はありがとうございました
仕事では「○○プロジェクトの成功」を目標に日々精進してまいります
本年も変わらぬご指導ご鞭撻の程よろしくお願い申し上げます

日ごろの感謝の気持ちを伝える文例

普段からよく関わりのある人へは、あらためて日ごろの感謝を伝えるのもおすすめです。相手を問わず使える定番の内容です。日ごろの感謝に加えて、今後のお付き合いに関するお願いも添えると良いでしょう。

いつもよくしていただき感謝の気持ちでいっぱいです
お身体に気を付けて ますます元気でいてください

昨年も大変お世話になりました
皆様の健康とご多幸を心より願っております

旧年中はありがとうございました
○○さんのおかげで毎日楽しく働くことができています
本年もどうぞよろしくお願いします

あけましておめでとうございます
昨年は公私にわたりご指導ご鞭撻をいただき ありがとうございました
今後ともどうぞよろしくお願いします

年賀状を送っていない人に返信をする場合の文例

年賀状を送っていない相手から年賀状が届いた場合は、なるべく早く返信するようにしましょう。

松の内(1月7日。関西では1月15日頃)までに届くようであれば、年賀状として返信しましょう。年賀はがきを使い切ってしまった場合は、はがきの切手の下に赤で「年賀」と記せば年賀状として出すことができます。

松の内を過ぎてしまう場合は、寒中見舞いとして早めに返信しましょう。

目上の方への文例

平素よりご指導ご鞭撻いただきありがとうございます
このたびはご丁寧な年賀状を頂戴しありがとうございました
新年のご挨拶が遅れましたことを深くお詫び申し上げます
本年もご教示のほどよろしくお願いいたします

寒中お見舞い申し上げます
このたびは新年のご祝詞を頂戴しありがとうございました
新年のご挨拶が遅れてしまったことを深くお詫び申し上げます
本年も変わらぬご指導ご鞭撻のほどお願い申し上げます

寒中お見舞い申し上げます
寒さ厳しき折お変わりございませんか
ご丁寧な年始のご挨拶をいただき 誠にありがとうございました
年末の慌ただしさにまぎれ 新年のご挨拶が遅れましたことお詫び申し上げます
寒い日が続きますがくれぐれもお身体ご自愛くださいますようお祈り申し上げます

友人や親戚など親しい方への文例

あけましておめでとうございます
この度は年賀状をありがとうございました
ご挨拶がおくれてしまいすみません
本年もよろしくお願いします

早々に年賀状をいただきありがとうございました
年末より留守にしておりまして
ご挨拶が遅れ申し訳ございません
本年もどうぞよろしくお願いします

年賀状の裏面の書き方

年賀状の裏面は「賀詞」「挨拶文」「日付」で構成されています。各要素はマナー上、送る相手に適した言葉を選ぶことが大切です。

まず文頭に「賀詞」を書きましょう。賀詞については後ほど詳しくご説明します。

次に記す「挨拶文」の内容は、「お礼・近況報告」と「祈り・お願い」です。「お礼・近況報告」は旧年のお世話になったお礼や、自分または家族の近況報告を記します。結婚や転居などの報告は疎遠になっている方に喜ばれるでしょう。

「祈り・お願い」は相手の幸せや健康を祈る文章や、今後のお付き合いを願う文章などを記入します。目上の方に指導をお願いする文章も適切です。

次に、元旦や元日、1月1日などの「日付」を記入します。ここでの注意点は、日付の重複です。例えば「元旦 1月1日」は1月1日を2度書いていることになりますので、どちらか1つを記入しましょう。

年賀状は以上の基本構成で書くことのほかに、いくつかのルールがあります。ここからは、賀詞の意味や送る相手による賀詞の選び方についてご紹介します。

賀詞とは

賀詞とは年賀状の文頭に書くお祝いの言葉のことです。賀詞には1文字、2文字、4文字の漢字で表すものや、文章で書くものがあります。それぞれに意味がありますので、相手に失礼のない賀詞を選ぶことが重要です。

また、賀詞は重複しないように気を付けましょう。「賀正 あけましておめでとうございます」は2文字の賀詞と文章の賀詞が重なっているため誤りです。このような注意点を踏まえて、送る相手別の賀詞を確認していきましょう。

目上の方への賀詞

目上の方への年賀状には、4文字や文章の賀詞を使用しましょう。1文字や2文字の賀詞は丁寧さに欠け、失礼にあたると捉えられる場合があります。適切な賀詞の例には「謹賀新年」「恭賀新年」「謹んで年頭のご祝詞を申し上げます」などが挙げられます。

友人・親しい関係の方への賀詞

友人や親しい関係の方への賀詞は、特に文字数にこだわらなくても問題ありません。目上の人へは避けたい1文字や2文字の賀詞を使用しても大丈夫です。

例には、「寿」「福」「賀」「禧」「吉」「春」「賀正」「慶春」「新春」「迎春」「賀春」「あけましておめでとう」「Happy New Year」などが挙げられます。漢字1文字や2文字の賀詞は年賀状のデザインとしても使いやすいでしょう。

ちなみに英語の賀詞としてよく使われる「Happy New Year」は文章ではないため、頭に「A」を付ける必要はありません。間違いやすいので注意が必要です。

全ての方への賀詞

送る相手別に賀詞を選ぶ時間がないという方は、4文字や文章の賀詞を使用しましょう。4文字の賀詞はへりくだった意味を持ち、「謹」「恭」などの漢字を用いた文章は相手に敬意を表します。

礼儀を重んじた賀詞を使うことによって、立場に関係なく相手を尊重した年賀状を作成することができます。

例には「恭賀新春」「敬頌新禧」「謹んで初春のお慶びを申し上げます」「謹んで年頭のご祝詞を申し上げます」「新春のお慶びを申し上げます」などが挙げられます。

年賀状の裏面を書く際のルール・マナー

次に、年賀状の裏面を書く際のルールやマナーをご説明します。
相手に失礼のないような年賀状を書くためには、どのようなことに気をつければ良いのでしょうか。
年賀状のマナーを守り、相手がもらってうれしい年賀状になると良いですね。

句読点を使用しない

年賀状の挨拶文では「、」「。」の句読点の使用を避けましょう。理由として、挨拶文における句読点はお祝い事に区切りをつける、良い関係を終わらせるという意味を持ち、縁起が悪いとされているためです。

また、”句読点は文章が読みにくい人のためにある”という日本の古い慣習も句読点を避けるべき理由の1つです。相手の教養に敬意を払うため、句読点をつけないようにしましょう。

句読点を使用せず読みやすい挨拶文を書くには、改行や空白を入れる、文章を簡潔にまとめるなどの工夫をしましょう。

忌み言葉を使用しない

忌み(いみ)言葉とは、不幸や別れをイメージさせる言葉のことです。新年のお祝いや感謝を伝える年賀状に、忌み言葉を連想する漢字を使うのは避けましょう。忌み言葉には「失う」「衰える」「崩れる」「負ける」「倒れる」「割れる」「落ちる」などがあります。

年賀状において特に注意したい漢字は「去年」です。「去る」は忌み言葉にあたりますので、代わりに「昨年」や「旧年」を使用しましょう。

また、ここ数年で定着したコロナ禍という言葉の「禍」も忌み言葉です。”思いがけない災い”を意味しますので、年賀状には不向きな漢字です。コロナ禍での話題を取り上げる際には「禍」を使用せず「感染症対策でお会いできておりませんが」などと書くようにしましょう。

修正テープや二重線は使わない

年賀状を書いている途中に書き間違えた場合は、修正テープを使用したり塗りつぶしたり、二重線を引いて訂正したりせず、新しい年賀状に初めから書き直すのがマナーです。

書き損じた年賀はがきは郵便局へ持参すると、はがき1枚につき5円の手数料を支払うことで新しい年賀はがきや通常はがきに交換することができます。

受け取った相手が新しい一年を気持ちよく迎えられるよう、誤字脱字が生じたら一から書き直すようにしましょう。

重複する意味の言葉に注意する

年賀状を書く際は、重複する意味の言葉に注意しましょう。

前の章でも述べた通り、年賀状に複数の賀詞を使用することはマナー違反です。「謹賀新年」と印刷された年賀状に「あけましておめでとうございます」と添え書きをしてしまうと、賀詞が重複することになりますので、注意しましょう。

また賀詞以外にも注意が必要です。例えば「新年」と「あけまして」は意味が重複しています。そのため「新年あけましておめでとうございます」という文章は「新年おめでとうございます」か「あけましておめでとうございます」のどちらかにすると良いでしょう。

他にも、「元旦」も意味が重複してしまいがちですので気を付けてください。「元旦」は1月1日の朝のことを指します。よって「1月1日 元旦」ではなく、「1月1日」もしくは「元旦」のどちらかにすると良いでしょう。

手書きの一言メッセージを添えると良い

年賀状はもらうだけでうれしいものですが、手書きの一言メッセージがあるとなお良いでしょう。
添えるメッセージは感謝の気持ちや近況報告など、簡単なものでも結構です。
どんな言葉を受け取ったら相手が喜ぶか考え、送る相手に合わせてメッセージを添え書きすれば、より気持ちのこもった素敵な年賀状になりますよ。
写真やデザインのみの年賀状も良いですが、温もりあふれる手書きメッセージを添えてみませんか。

まとめ

「年賀状を送りたいけれど書き方がわからない」と困ったときにすぐ使える文例をまとめました。
ビジネス関係の相手でもプライベートな相手でも、その人のことを考えながらメッセージを添えると、受け取った相手は一層うれしいはずです。
ぜひ文例を参考にしながら、旧年中の感謝や新年のお祝いを伝える年賀状を作成してみてください。

しまうまプリントでは豊富な年賀状デザインを取り揃えており、スマホアプリを使って簡単に年賀状が作れます。高品質かつ低価格で年賀状が作成でき、送料や宛名印刷も無料とうれしいポイントも盛りだくさん。

受け取る方が気持ちの良い新年を迎えられるよう、ルールやマナーを守りながらあなたらしい年賀状を作成してみてはいかがでしょうか。

この記事を書いた人

しまうまプリント年賀状担当スタッフ

2010年に年賀状印刷サービスを開始以来、数多くのお客様に愛され、しまうまプリントの会員登録数は500万人を突破!年賀状に関するあらゆる情報をわかりやすくお届けします。

よくあるご質問

年賀状の挨拶文はどんな内容を入れたらよいですか?

定番の挨拶文には、
「旧年中は大変お世話になりありがとうございました 本年もどうぞよろしくお願い申し上げます」
「明るく楽しい一年でありますようお祈りしております 本年もどうぞよろしくお願い申し上げます」
などがあります。

こちらの記事内では、どんな相手にも使える定番の文例のほか、結婚・誕生・転居・ビジネスなどご自身のシーンに沿って使える文例を合計30種類以上掲載しています。

ビジネス用の年賀状にピッタリなメッセージ文例はありますか?

「昨年中は格別のご厚情にあずかり心より御礼申し上げます 御社のますますのご発展を祈念しますとともに
本年もなお一層のお引き立てを賜りますようお願いいたします」
このような文例はいかがでしょうか。
他にもこちらでいくつかご紹介しています。

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